ミスジャッジの功罪〜チートすると芋味
セルフジャッジの時にワザとミスジャッジ することを【いもる】【チートする】と言います。
パターンは3つ
➡︎①初めからミスジャッジをする
➡︎②大切なポイントでミスジャッジをする
➡︎③勝ちたいと思い始めるとミスジャッジをする
どれも【やってはいけない】事です。
たまたま外でテニスをしていた隣のコートにちょっと知ってる子がいました。
どちらも良いプレーをしていてジャッジも綺麗、接戦でした。
都大会、県大会レベルの子達の試合です。
剛気くんがリードされていて幸雄くんは突き放したい場面、試合中盤から後半にかけて剛気くんが追い上げてゲームポイントのボレーを決めたその瞬間っ!
「アウト!」のジャッジ。
勿論、ジャッジした本人もそのつもりはないかも知れませんが今までのそれとは違った雰囲気。
試合経験のある方はニュアンスが伝わると思いますが【えもいわれぬ】雰囲気と空間が刹那的に発生します。
心地悪くないけど、決して心地が良くない嫌な感じ。
セルフなので仕方がない事なのですが、これ、本人の将来的なレベルアップに大きなSTOPをかけてしまいます。
【いもる/チートする】事は裏返せば「もう僕は実力では限界があるので戦う術はこれしかあひません」と言ってるようなもの。
戦術 = いもる、チートする
悲しい現実のできあがりです。
では、もし当人が、本当に芋ってないと思っていたらどんな基準があるのか?
➡︎他人の評価、判断
※周りが「おーっ!」と拍手喝采が起きそうな中だったり、この感じ、絵になってるね!と周囲が、または公平な立場の人が感じていたら経験上、殆ど入ってます
➡︎ガチの選手だったら周りの仲間との関係性
※シャラポワみたいに意図的に選手と親しい関係を築かないのではなく本当に練習相手がいない、試合会場で誰も話してくれない、ポツンとしている
恐らく、その後のキャリアや社会的関係性にも、大きく影響してくると思います。
他人に嘘をついて利益を自分にもたらせる点では粉飾決算や詐欺行為と同じです。
なんでこのようになってしまうか?については何かの折にお話差し上げたいと思います。